君とみらいへ
かあっと音が聞こえそうな勢いでさらに顔を赤くする奈緒。
その場にへなへなと座り込んで両手で顔を覆った。
隆司はいつもはちょっと寂しくなっちゃうほどにクールなのに、ああやってたまにストレートな言葉を私にくれるんだ。
その度にどんどん私は隆司が好きになっていって…
やっぱり敵わないや。
同じとき、隆司も奈緒のかわいさには敵わない、と頭をかかえていたことを奈緒はもちろん知らない。
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