君とみらいへ
「さっき見せてあげるって言ったじゃん」
ああ…
隆司が嫉妬してるとかいうやつね。
もしかしてそのために手をつないでるの?
でも、何か嫌だな。隆司を試してるみたいじゃない。
「ねえ、やっぱりこういうの良くない…」
「おい、お前ほんとについて来たのかよ」
奈緒はやっぱりやめてと頼もうとしたが時は既に遅し、隆司に見つかってしまった。
隆司機嫌悪いよ…
うう…この状況怒られちゃうよね。
「駅前のアイス屋行くからな!」
「はあ?何で俺たちが駅まで行かなきゃ行けないわけ?」