君とみらいへ


「奈緒は?決めてる?」



「いやー…まだ、かなあ…第一大学行けるのかなって話だよね…ハハ…」




奈緒は顔を引きつらせて笑う。





「今から頑張れば大丈夫だって。」





隆司は奈緒を励ますようにポンと頭を撫でた。




「…うん」





「俺が分かる範囲なら教えてやるからさ。」







「…うん」




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