愛も忍耐力!?
「いってぇ…」

そう…
なぜなら俺の体の上には彼女(浜口)が落としたスクバが俺の腹に直撃したのだ。
しかも浜口のスクバはチャックが閉めてなくて中に入ってた教科書やノート,筆箱が廊下に散乱してあった。

「大丈夫ですか!? ご,ごめんなさぃ…」

「大丈夫だけど…お願いだからこれ,どかして」

俺は腹に直撃したスクバを指差しながら言った。

「あ…はい! っあっ…」

バサバサバサッ

浜口が持ち上げたスクバからまだ中に入ってた参考書などすべて落ちてきた。

しかも俺の腹に…

「おぃ…お前…俺に恨みでもあんのか…?」

「ないです!ワザとじゃありません!」

「ふーん。まぁかたそ?」

「あっスイマセン…」

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