うさぎの小箱~【鍵つき】短編集~

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――――現在。(次の日)






「にゃあ、にゃあー。…………寂しかった。」



「…………ふわぁっ!!?」



次の日、学校でさっそく見つけた可愛い子猫を後ろから抱き締めて、そのまま抱き上げる。



「…………寂しかったの?」



抱き上げて同じ視線になったにあの、きょとんと俺を見つめる大きな瞳に胸が騒いだ。



「昨日にゃあのこと思い出したら逢いたくなった……。ハル行くなって言うし、俺、超ガマンした。」



「………!」



言って、もうガマン出来なくてふわふわした赤く染まる頬に口づけた。









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