死のスケッチブック
「良い物に目を付けられますね。その指輪の石は、『呪いのダイヤモンド』と申しまして…」
「もういい」
青い顔で説明を遮り、何かまっとうな物はないかと探した。
さっきの二つは見た目にも古そうだった。
ならば新しい物であれば、大丈夫かもしれない。
そう思い、今度は腕時計を指さし、魅弦を見た。
何も言わずとも気付いたらしく、説明を始めた。
「ああ、それは特注の腕時計です。世界に一つしかないんですよ」
「そうなのか?」
「ええ、何せオーダーメイドですから。作られたのは日本でして、その腕時計一本を残し、お店が火事で全焼…」
「だーっ! この店にはそういういわく付きの代物しかないのか!」
「もういい」
青い顔で説明を遮り、何かまっとうな物はないかと探した。
さっきの二つは見た目にも古そうだった。
ならば新しい物であれば、大丈夫かもしれない。
そう思い、今度は腕時計を指さし、魅弦を見た。
何も言わずとも気付いたらしく、説明を始めた。
「ああ、それは特注の腕時計です。世界に一つしかないんですよ」
「そうなのか?」
「ええ、何せオーダーメイドですから。作られたのは日本でして、その腕時計一本を残し、お店が火事で全焼…」
「だーっ! この店にはそういういわく付きの代物しかないのか!」