死のスケッチブック
2―闇の入り口―
翌朝、真名な不機嫌な顔で目覚めた。

原因はあの骨董屋だ。

夢も見ず眠ったはずなのに、いまいち気分が晴れない。

なので気分を変える為に、朝から紙パックジュースを飲むことにした。

台所の奥には食料品倉庫があり、小さな部屋には棚いっぱいに保存可能な食料が置かれてある。

部屋の大半を占めるのが、真名の好む紙パックの飲み物ばかりだ。

さまざまな種類のものが、箱ごと置かれてある。

そこからリンゴ・コーヒー・野菜の3つを持って、リビングに行く。

食料品倉庫はある程度温度と湿度調整がされている為、冷やさずとも美味しく飲める。

真名はぶすっとしたまま、リンゴジュースをすすった。
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