死のスケッチブック
…見れば分かると思いますが、アタシはひどい絵を描きました。

描き上げた翌日、三人は絵の通りに亡くなりました。

その時から、スケッチブックには亡くなった三人が宿りました。

三人はアタシが描いたとおりの姿で、アタシを見ています。

もう…耐えられません。

処分しようにも、持ち主となったアタシには何にもできない…。

だから真名に預けます。

どうかもう、アタシのような人を増やさない為にも、このスケッチブックを処分してください。

真名は強いから…こんな物を使うことは絶対に無いと言い切れるから、安心して預けられます。

後のことはお願いします。

そして身勝手なアタシのことは、スケッチブックと共に消してください。

それじゃあ…さようなら。
            
実花』
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