死のスケッチブック
「実花…」
真名は手紙を封筒に入れて、スケッチブックを手に取った。
それはどこにでも売っていそうなスケッチブック。
しかしその中身は、死体の絵でいっぱいだった。
顔をしかめながら、それでも真名はページを捲り、目的の絵を探した。
そして見つけた。
実花と同じ制服を着た三人の女の子達が、全身から血を流して倒れている絵を。
そして刑事から聞いた話を思い出した。
今から十日ほど前、ビルの建設現場で三人の女子高校生が亡くなった。
三人は現場近くを歩いていたところ、上から鉄骨が降ってきて、彼女達の体に当たった。
真名は手紙を封筒に入れて、スケッチブックを手に取った。
それはどこにでも売っていそうなスケッチブック。
しかしその中身は、死体の絵でいっぱいだった。
顔をしかめながら、それでも真名はページを捲り、目的の絵を探した。
そして見つけた。
実花と同じ制服を着た三人の女の子達が、全身から血を流して倒れている絵を。
そして刑事から聞いた話を思い出した。
今から十日ほど前、ビルの建設現場で三人の女子高校生が亡くなった。
三人は現場近くを歩いていたところ、上から鉄骨が降ってきて、彼女達の体に当たった。