死のスケッチブック
4―闇からの脱出法―
実花の葬式を終えた後、真名はスケッチブックを脇に抱え、山の土道を登っていた。
目指すは骨董屋だ。
上に行くにつれ、人と会うことがなくなってきた。
真名は今度は気付いた。
けれど今から行く場所が場所なだけだと、思い直す。
骨董屋に入る前に、大きく息を吸い、吐いた。
そして引き戸を開ける。
ちりんちりーん
「っ!」
前回よりも強く、鈴の音が頭の中に響いた。
「いらっしゃい。前回からあまり時間が経っていないのに、再び来ていただけて嬉しいですよ」
目指すは骨董屋だ。
上に行くにつれ、人と会うことがなくなってきた。
真名は今度は気付いた。
けれど今から行く場所が場所なだけだと、思い直す。
骨董屋に入る前に、大きく息を吸い、吐いた。
そして引き戸を開ける。
ちりんちりーん
「っ!」
前回よりも強く、鈴の音が頭の中に響いた。
「いらっしゃい。前回からあまり時間が経っていないのに、再び来ていただけて嬉しいですよ」