死のスケッチブック
5―まとわりつく闇―
「とにかく、今すぐに何とかできるものではないんですよ」
「じゃあ時間がかかってもいいから、コイツを処分できる方法を探せ」
「分かりました。勿体無いとは思うんですけどね。あなただったら、コレを使いこなせると思うんですけど」
「残念ながら、私は憎しみの心が持続しないタイプなんだ。熱しやすく、冷めやすい」
ずずず~と茶をすすり、空になった湯飲みを魅弦に差し出した。
「おかわり」
「はいはい」
急須から注がれるお茶を見つつ、真名はふと不安を感じた。
「だが本当に、コイツを消すことはできるのか?」
「コレ、ならばできますよ。はい、どうぞ」
「すまんな。だがお前の口ぶりだと、こういう物の、似たような物はいくらでもあるんだな」
「じゃあ時間がかかってもいいから、コイツを処分できる方法を探せ」
「分かりました。勿体無いとは思うんですけどね。あなただったら、コレを使いこなせると思うんですけど」
「残念ながら、私は憎しみの心が持続しないタイプなんだ。熱しやすく、冷めやすい」
ずずず~と茶をすすり、空になった湯飲みを魅弦に差し出した。
「おかわり」
「はいはい」
急須から注がれるお茶を見つつ、真名はふと不安を感じた。
「だが本当に、コイツを消すことはできるのか?」
「コレ、ならばできますよ。はい、どうぞ」
「すまんな。だがお前の口ぶりだと、こういう物の、似たような物はいくらでもあるんだな」