死のスケッチブック
「厄介なものだ。では、早めに頼むぞ」

「かしこまりました」

真名はスケッチブックを脇に抱え、立ち上がった。

「じゃあな」

「ええ、また」

真名は店を後にした。

しかし外に出てすぐに立ち止まり、

「…どうしろって言うんだ。このスケッチブック」

スケッチブックを見て、再びため息をついた。
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