死のスケッチブック
外見は同じだが、中は真っ白だった。
「そう、みたいですね。あのスケッチブックにあった憎しみが全く感じられません」
さすがに魅弦も驚きを隠せず、困惑している。
「くっ…! いつすり替えられたんだ?」
スケッチブックを床に叩き付け、真名は思い出す。
「…やられたとしたら、午後からだな。午前中は移動がほとんどなかったし、教室にはクラスメイト達が誰かしらいた。午後は移動授業が重なっていたから…。しかし何だって私があのスケッチブックを持っていることを知られたんだ?」
「う~ん…。考えられるとしたら、亡くなられたお友達ですかね」
「実花のことか? だけどあのコはそんなに交友関係は広くない。それに簡単に心を開くコでもなかったしな…」
「そう、みたいですね。あのスケッチブックにあった憎しみが全く感じられません」
さすがに魅弦も驚きを隠せず、困惑している。
「くっ…! いつすり替えられたんだ?」
スケッチブックを床に叩き付け、真名は思い出す。
「…やられたとしたら、午後からだな。午前中は移動がほとんどなかったし、教室にはクラスメイト達が誰かしらいた。午後は移動授業が重なっていたから…。しかし何だって私があのスケッチブックを持っていることを知られたんだ?」
「う~ん…。考えられるとしたら、亡くなられたお友達ですかね」
「実花のことか? だけどあのコはそんなに交友関係は広くない。それに簡単に心を開くコでもなかったしな…」