死のスケッチブック
静かな住宅街の中、夕日を見ながら散歩するのが真名は気に入っていた。
そして自由気ままな一人暮らしも。
この街は道が多く、いつも違った道を歩くのが楽しかった。
「今日は山の上に入ってみるかな」
山の上にも家は建っている。
土道を登り、ひたすらに歩き続ける。
すれ違う人がほとんどいないが、真名は気にせず歩き続ける。
やがて、一軒の店の前で立ち止まった。
『骨董屋 闇夜想』
「…骨董屋の名前にしては、随分暗い名前だな」
古い木に大きな黒字で書かれた店の名前に、思わず真名の顔が複雑に歪む。
しかしガラス窓越しに中を見ると、ちょっと好奇心を引かれる。
そして自由気ままな一人暮らしも。
この街は道が多く、いつも違った道を歩くのが楽しかった。
「今日は山の上に入ってみるかな」
山の上にも家は建っている。
土道を登り、ひたすらに歩き続ける。
すれ違う人がほとんどいないが、真名は気にせず歩き続ける。
やがて、一軒の店の前で立ち止まった。
『骨董屋 闇夜想』
「…骨董屋の名前にしては、随分暗い名前だな」
古い木に大きな黒字で書かれた店の名前に、思わず真名の顔が複雑に歪む。
しかしガラス窓越しに中を見ると、ちょっと好奇心を引かれる。