それぞれの恋の物語
「じゃあさ、覚悟しててよ?」


チュッ


聖がリップ音をたたて、頬に軽くキスをする


「なっ\\\」


頬を赤くする雨華


・・・初めてやられたぞ!?

好きでもない相手としても、心臓はどきどきするものなのか!?


「俺、本気で行くから、ね?

じゃあ、明日××公園に着てね?

言っとくけど、泊まり、だから」


雨華はその場から逃げるようにして走って行く当ても無いまま駆け出して言った



・・・っ、何なんだよ


私の心臓は煩いし・・・

・・・っ、あいつの血が飲みたい、だなんて・・・!


そんなのまるで・・・


私があいつを・・・「好き」みたいじゃないか・・・



・・・明日どうしようかな・・・







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