ぼくらの夏休み
夢と僕らと現実と
「ねえねえ波川さん!!どこからきたの?!」
「波川さんって超美人よね~・・・ウチ、マジ憧れるワ~♥」
クラスの大半の女子共が波川翔子のもとに集まる。僕は女子たちなんか目に入らず、奥にいる、波川のことだけを見つめていた・・・・・・。
「・・・・ねえ・・・橋本超こっち見てんだけど・・・・」
「ええええ・・・気持ち悪い~。」
うぜえな・・・おめぇらのことなんか眼中にねえんだよ・・・そんなこと僕が言えるはずもないから僕は友達のほうへ行く。
ダンッッッ!!!!
机をたたいて立ち上がる・・・シン・・・とする場の空気・・・・
「私のところに集まんないで・・・・邪魔」
波川だ。。。。。こんなにハッキリ物事をいう奴だったのかよ・・・・?!
なんか意外で笑える。
波川はそう言葉を放ち、教室から姿を消した・・・・。
「ケイってさあ、やっぱ波川のこと・・・・」
「はっ・・・はあ??!そんなんじゃねえよバカ!」動揺を隠せない僕・・・・・・・・僕とは幼稚園からの幼馴染の柴原 拓哉(しばはら たくや)拓哉はアニメにいるかんじなお調子者キャラだが、顔がイケメンだから女子にはやや人気。。。。
「拓哉は誰なんだよ。。。。」
「俺か?俺は・・・杉宮 遙華かな・・・・」
すぎみや はるか・・・・成績も運動も中の上。顔はそれなりにカワイイと思う・・・・でも、拓哉がそいつを好きだとは意外だった。。。。
杉宮は拓哉とは真逆のしっかりもの・・・学級委員だって何度も務めている。性格もおとなしいかそうでないかと言われたらおとなしくはない・・・。
ごくごく普通にしか、僕には見えない・・・・。
そんな「杉宮にはある秘密があるんだぜ・・・聞くか?」と・拓哉に言われたのできくことにした・・・。
「・・・・・は?」
「だーかーらあ!杉宮遙には、双子の兄の春人(はると)ってのがいるみたいでよ!」
だからなんだよ・・・・言うほどの秘密じゃねえし・・・・
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ボトル

総文字数/270

恋愛(その他)2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop