君を好きになった理由
最初の出会い


『ゆきの~!もぉ朝よっ!

起きないと遅刻するわよ~!?』


今日も朝からありがとぉお母さん。

お母さんのばかでかい声で

私は今日もしっかり起きれましたよ。

『ゆきの聞いてるの~!?』

「は~いっ!起きましたよ~!!」

ふぅ~。

今日も朝からいい天気だなぁ~

うんうん。

割と目覚めがいぃ私。

今年から高校1年。

鍵本ゆきの(カギモト ユキノ)。です。

ささっと制服に着替えて

1階にある洗面台にダッシュ。

肩に届かないぐらい短い

少し明るめの茶色い髪を

簡単に整えて朝食を済ます。

「お母さん行ってくるね。」

『は~い。行ってらっしゃい。
今日はこけいなでね?』

「分かってますよ~だっ!
じゃぁ行ってきまっ──わっ!!」

ドサッ

「いったぁーいww」

『まったくこの子は…
ほらっ。気をつけてね?』

ははは。

今日も朝からこけちゃいました。

「は~い。
行ってきます★」

はぁ~。

今日も朝からこけちゃったぁw

これはイサナに報告だなっ

うん。

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