赤い狼 弐
「ふぅーん。ならぃぃや。んで、迎えはどうす「嬢ちゃん、ちょいとすまん!」」
――プツッ!――
――ツーツーツー…――
何だ今の…
携帯を暫く見つめる。
…つぅーか…なんかあの声聞いた事んだよなぁ…。
何処で聞いたんだっけ…。
…………………
「あ゙ぁ゙っ!」
…とっ、危ねっ!
バイク乗りながら考え事はちと、やべぇな…。
どっかその辺に止めるか…?
でも…今から行けば間に合うかも…。
……まず、隼人に報告だな…。
本当は嫌だけど。
だって俺が怒られんじゃん。
や、別にぃぃんだけど。