赤い狼 弐
‥銀さんと奏さんの動きを止めるって…。
「ぃぃけど、無理があるんじゃねぇの?」
「いや、それがそうでも無さそうなんだよ。」
ニヤッと面白そうに笑う。
「あ?どういう事だ。」
「だって、稚春さんの頼みだぜー?皆、協力するに決まってんだろ。」
「…あぁ。そういう事か。」
なるほど。と頷けば、そういうこった。とダチが頷く。
「開始時間、5時らしいぜ。」
5時って‥
「あと1分じゃねぇか。」
「そうだ。行くぞ。」
「おう。」
俺はこの後直ぐに、後悔する事となる。
何でティッシュ持ってきて無いんだ!俺!
と。