赤い狼 弐
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俺等は銀さんを囲んだ。
「銀!」
あ。稚春さんの声だ。
と稚春さんの方に振り向く。
そこで目にしたのは…――
え。
稚春さん…?
「服、返しなさいよ!」
声は稚春さんだ。
「稚春ちゃん、着てきてくれたのか!」
えっ…
もしかして…
本当に稚春さんですか…?
周りを見ると皆も混乱してるらしく、目が点になっていた。
…ヤバい。
稚春さん、マジ可愛ぃ。
長い黒髪。
白いフリフリがいっぱい付いているメイド服。
膝より少し上まである黒×白のストライプの靴下。
少し高めのヒール靴。