赤い狼 弐
鼻血出そ…
俺は無意識に鼻を摘まんだ。
だって、鼻血出るかもしれないし。
あ゙ー、ティッシュ欲しい…。
稚春さんのあまりの可愛さに悶えていると稚春さんは奏さんの所に向かった。
見てはいけないと分かっていても、無意識に目が稚春さんを追い掛けてしまう。
「あ!稚春、着てきてくれたんだね!」
あ。
稚春さんが奏さん睨んだ。
これは結構稚春さん、キレてんな。
さっきとはまた違う、ドキドキが俺の体を駆け巡る。
「うーん。でも、やっぱり稚春はナース服の方が似合うよ。」
奏さんのこの言葉を聞いた瞬間、俺の何かが切れた。