赤い狼 弐
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そして暫く時間が経ち…
「「「「「で、出来たぁ!」」」」」
稚春の誕生日会の準備が完成した。
…結構、大変だったな…。
「棗さん!隼人さんから、"着いた"と連絡がありました!」
ふうっ。
よしっ!
気合いを入れて、地面から腰を上げ、クラッカーを持ち扉の前に立つ。
「よし、お前等並べっ!今日は稚春の誕生日だ!稚春をいつも以上に笑顔にさせるぞ!」
「「「「「はいっ!!!!」」」」」
威勢のぃぃ声を聞いてニヤリと笑った瞬間、目の前にあった扉が音を発てた。
…来たな。
クラッカーの紐をつまみ、稚春を迎える準備をする。