赤い狼 弐






後ろから隼人の視線が痛いほど突き刺さっているのは分かってたけど、敢えて無視。




「そうだね。早く行こうか。隼人、早く来ないと先に行くよ?」




棗は私がわざとこんな態度をとっているのが分かっているのか、クスクスと笑いながら私の手を握り返して階段を降りる。




「…てめぇ等の根性、叩き直してやる。」





そしたら、凄い怖い顔をして近付いてきたので棗と二人で



「キャー(≧▽≦)」



と言いながら逃げた。





そして、下に降りると皆が私に優しくしてくれて、また涙が出そうになったけど、なんとか耐えた。





そして、一番驚く事件が…






この後におきた。







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