赤い狼 弐






「この前、携帯買ったやん。そん時に俺等の携帯番号とメアド入れといたからなっ♪


あ。あと、そん時に稚春の携帯番号とメアド貰っといたから。」




何勝手な事してんだ。




「個人情報何勝手に盗んでんだ。馬鹿野郎。」



「え。何や何や。そないに怒るなって~。」



「黙らっしゃい。この金髪。」



「え。何々!?本気で怒らんといて。何か分かんらんけど、すまん!」




分からないんなら謝んなよ。




「…まぁぃぃや。で、何の用があって電話してきたの?」




額に手を当てながら本題に入る。



何故にこうにも、龍と話すと疲れるんだろうか。




謎だ。




「あ~稚春、明日空いてるんか?」



「明日?明日なら空いてるよ。何故か急に明日は休みになったから。」




明日は何故か家でテレビを見なくちゃいけない日だから休みらしい。




変な学校だ。







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