赤い狼 弐







…は?








待って待って…







何でそうなる。






塚、なんか途中から標準語になってるし…。





まさか…本気…?







グルグルと普段あんまり使わない頭を回転させる。













「本当にぃぃんだな…?」










私が何も反応しないのをOKと判断したらしい龍は後ろから私の耳元でそう低い声で囁き、耳をペロッと舐めた。








「ヒャッ!」








突然与えられた刺激に身をよじる。







「龍、止めっ…」






「俺、本気なんだけど…?さっき、好きって言ったじゃん。」







龍はそのまま、私の耳元で低く、甘く、囁く。







< 40 / 374 >

この作品をシェア

pagetop