赤い狼 弐
そして、三階に到着。
したと同時に龍が目の前にあるドアを蹴った。
――っ!?!?
え゙ぇ゙っ!?
な、なななななっ!?何事っ!?
どうしたの、龍。ご立腹ですか!?どうしたの~。
龍が急にご立腹なさったのかと思って、少し…いや、かなりビクつく。
――バンッ――
「はぃはぁーい♪どうぞ、どうぞ!入って!入って!」
…急にドアが開いて、部屋の中から声がした。
…もうちょっと静かに行動出来ないのかな…この人達。