こんにちは、死神さん






大きな鍋を倉庫から取り出し、水で良く洗って、大量の野菜を切り、お肉を焼き、ワインを持ってきて、またものすごいスピードで料理を作ってしまいます




するとおばあちゃんは、もうスープは煮込めば完成の状態でスープが沸騰してきました




《死神さん?
ちょいと来ておくれ~》




《今行きます!》




《死神さん、このスープ味見してみたんだけどね味が薄いんじゃないかしら?

それにほら、虫が入っているわよ?》




《え?どこに虫が入っているのですか?》



《もっと覗き込めば見えるわ》






死神がおばあちゃんの言う通り鍋を覗き込んだ瞬間







ドッボーーーーーーーン!!!







《あちちちちち!!!!!》



なんとおばあちゃんは死神を熱い熱いスープの中に押し込んだのです




死神はスープから出ると今まで隠していた顔をさらけ出し、骸骨の顔を見せ、怒り狂っていました





《もう怒ったーーーー!!!!
大人しくあの世に行っていればいいものの!よくも私をこけに扱ったなぁ!!許さん!もう許さん!今すぐにでもあの世に送ってやる!来い!!》




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