rainy lover
そんなことを考えながら、買い物に行かれないような言い訳を考える。
雨が嫌いだから、なんて言ってもたぶんママはシカトだ。
それはあたしがあの日のことを言ってない所為なのだろうけど、言いたくはないし。
地元で中の下レベルの公立に落ちて、滑り止めの私立でも最底辺の成績をおさめる頭。
妹と正反対のそれでは巧い言い訳なんか簡単には出てこなくて、あたしはいっそトイレにでも立てこもろうかと考える。
そんなとき、携帯が鳴った。