理想

そして
入学式は終わった。

1年生は
HRをやるため
教室へ戻った。
その間親は
保護者会を体育館で
やっていた。


｢入学式
終わったねぇ!｣

と、紗英が
やってきた。

｢そだね。｣


紗英と話していたら
担任がすぐに来た。


ｶﾞﾗｶﾞﾗ


｢はい、座ってぇ!
これからHR始めるよ!｣

スーツ姿で
20代くらいの
若い男の担任だ。
顔がそこそこ良いので
女子生徒には人気だ。

｢皆さん、改めて
入学おめでとう!!
俺の名前は田端昌宏
と、申します。
これから一年間
宜しく！
それでいきなりだけど
明日までに入部届を
全員出すこと!!
うちは全員入部が
校則だからな。
あ、後俺に出すなよ!
入部希望してる
部活の顧問に
出してね!
んで明日
委員会決め
するからなぁ!!
何入るか
決めときぃ!
それでは又明日!
はい、起立!!例!
さようなら。｣

｢｢｢m(_ _)mﾍﾟｺ｣｣｣


皆は一斉に
帰りだした。


ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ


(ん?)

携帯が震えだした。

(あ、電話だ。)

｢もしもし?｣

｢あ、もしもし愛海?
お母さんよ!
早く帰るからすぐ
降りてきて!!｣

｢え!?｣

｢それじゃあ
そーゆー事だから
早くね!じゃ。｣


ﾋﾟっ

ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ


(ぇえー!もぉ
めんどくさいなぁ。)

私は急ぎ足で
昇降口へ向かった。


｢もぉ!遅い!!｣

｢え!?｣

(結構
急いだんですが…。)

｢早く帰るよ!｣

｢あ、うん。｣


私達は急いで
駅え向かった。


｢ねぇお母さん、
なんで急いでんの?｣

｢えー?
お母さんこれから
パリへ旅行…ってか
お仕事なのよ!｣