続・アイドルまっしぐら!!
「……山中くんが許嫁の話を断れば、紀子さんは事務所に居づらくなる。山中くんには、まだ君を守るだけの力がない。彼は、君と、アイドルという立場と、突然現れた母親に悩まされるはず。……どうするかは里奈ちゃんが決めることだけど。」
私は、どうすればいいのか分からなかった。
……りょうくんと別れるのは嫌だし、りょうくんが他の女の人と付き合うなんてもっと嫌。
……でも、私がそうすることでりょうくんがお母さんといい関係を築くことができるなら、私は身を引いた方がいいのかもしれない。
「……あの、私帰ります。」
「……うん。その方がいいかもしれない。ここで中身のない、決してまとまることのない話し合いをしていても、何の意味もないだろうから。」
栗原奏太は携帯番号とメールアドレスが書いてあるメモ用紙を出した。
「何かあったら連絡して。」
「……はい。」
私は、そのメモ用紙を受け取ると、重い足取りで『Leaf Storm』を後にした。
……りょうくん。
私は、りょうくんを信じてていいんだよね?
私は、どうすればいいのか分からなかった。
……りょうくんと別れるのは嫌だし、りょうくんが他の女の人と付き合うなんてもっと嫌。
……でも、私がそうすることでりょうくんがお母さんといい関係を築くことができるなら、私は身を引いた方がいいのかもしれない。
「……あの、私帰ります。」
「……うん。その方がいいかもしれない。ここで中身のない、決してまとまることのない話し合いをしていても、何の意味もないだろうから。」
栗原奏太は携帯番号とメールアドレスが書いてあるメモ用紙を出した。
「何かあったら連絡して。」
「……はい。」
私は、そのメモ用紙を受け取ると、重い足取りで『Leaf Storm』を後にした。
……りょうくん。
私は、りょうくんを信じてていいんだよね?