続・アイドルまっしぐら!!

「……良介?」




「……はい。」




品のよさそうな女の人だった。




「……ごめんなさい。ごめんなさいね。」





……僕は誰も恨んでないよ。




「大丈夫ですから、もう謝らないでください。今の僕は、こんなに幸せなんですから。」




僕は落ち着いてそう言った。




「……今さら母親としてあなたを引き取るなんて、図々しい真似はしない。でも、これからは連絡をとったり、何かあったら話したりしたい。」




「……はい。」




……でも、1つだけ気になることがあるんだよね。




「あの……何で今なんですか?『Cute Boys』は活動してある程度経ちますし、何か今じゃないといけない理由でもあるんですか?」




僕がそう聞くと、黙ってうつ向いてしまった。
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