続・アイドルまっしぐら!!
平日の昼間、近くの公園には幸い人はいなかった。
昔は賑わってたみたいだけど、大きな公園が出来てから、みんなそっちに行っちゃうみたい。
「はぁ、はぁ……おい、不良女子高生。何してんの?」
「……光樹。」
でも、私はこの公園のほうが好き。
昔からの想い出が詰まってるから。
「まぁ、俺もサボったから不良か。」
光樹はそう言って笑い、私の隣のブランコに腰をおろした。
「……何かあったか?」
とても優しい声。
私のことを本当に心配してくれてるんだなぁ。
「あのね、実は……「ちょっと待って!」」
光樹はそう言って、私の話を止めた。
「今から話そうとしてる話は、良介には言ったのか?」
私は、力なさげに首を横にふった。