続・アイドルまっしぐら!!
「……なるほどな。」




私が話し終えると、光樹は落ち着いた声でそう言った。




「私、どうしたらいい?」




「里奈はどうしたいんだよ。」




私が質問したのに、質問で返されちゃった。




「私はりょうくんと一緒にいたいよ。」




「じゃあ、それでいいんじゃないか?」



「でも……」




「良介の母さんに悪い……か?」




「うん。」




光樹は、大きくため息をついた。





「俺って、つくづくお人よしだよな。好きだった女の恋の相談にのってやってる上に、どう見てもラブラブなのにさ。」




「光樹?」




そう言った光樹の目に涙のようなものが見えた。
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