続・アイドルまっしぐら!!
「……どうすればいいか教えてやろうか?」




光樹は徐にそう言った。




「うん。」




「良介と別れて俺を好きになればいい。」





……え?




何言ってるの?とおどけてみせようと思ったけれど、あまりに光樹の表情が真剣だったから、思わず口を噤んでしまった。




「俺を好きになれば、アイドルとの壁も感じなくなるし、迷惑かけてるかもなんて心配しなくてもすむ。……もう幸せなのに、色んな問題の中で生きてる、辛い思いをしてる里奈を見てるのは嫌だ。」





そう言って、光樹は私の目の前に立った。




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