続・アイドルまっしぐら!!

「僕は『Cute Boys』のメンバーだけど、僕が『Cute Boys』じゃない。僕がもしいなくなっても、『Cute Boys』はなくなったりしないよ。」




「それはそうかもしれないけど、『Cute Boys』の人気は落ちるんじゃ……」




「そうだとしたら、『Cute Boys』はそれくらいのグループだったってことだよ。」




……良介ははっきりとした口調を崩さなかった。




俺と同い年なのに、境遇は全然違って、




背負ってるものの重みも全然違うのに、




良介は自分が何をすべきかちゃんと見据えてる。




「とりあえずね、明日にでも『Leaf Storm』に行ってみようと思ってる。話ししてからでも遅くはないから。」




「……ごめんな。」




良介に自然と投げ掛けた言葉だった。


< 132 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop