続・アイドルまっしぐら!!
「僕は『Cute Boys』のメンバーだけど、僕が『Cute Boys』じゃない。僕がもしいなくなっても、『Cute Boys』はなくなったりしないよ。」
「それはそうかもしれないけど、『Cute Boys』の人気は落ちるんじゃ……」
「そうだとしたら、『Cute Boys』はそれくらいのグループだったってことだよ。」
……良介ははっきりとした口調を崩さなかった。
俺と同い年なのに、境遇は全然違って、
背負ってるものの重みも全然違うのに、
良介は自分が何をすべきかちゃんと見据えてる。
「とりあえずね、明日にでも『Leaf Storm』に行ってみようと思ってる。話ししてからでも遅くはないから。」
「……ごめんな。」
良介に自然と投げ掛けた言葉だった。