続・アイドルまっしぐら!!
里奈、泣いてるかな……。




そんなことを考えながら歩いてると、マンションに着いたんだけど……




部屋の電気がついてないのが、外から分かる。




里奈……帰ってないのかな?




僕は心配になって、急いで部屋に駆け込んだ。




「里奈?いないの?」




そう呼び掛けても返事はない。




僕はふぅとため息をついて、寝室に入り、電気をつけた。




「……里奈?」




誰もいないと思っていたから、少し驚いた。




里奈は、ちゃんとそこにいた。




一人では大きすぎるベッドに横たわって、天使のような寝顔を浮かべながら、眠っていた。




「……ん。りょうくん?」



僕の声が聞こえたのか、里奈はそう呟いた。


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