続・アイドルまっしぐら!!
「僕、少し盲目になってたのかもしれない。でも、そういう覚悟があるってことだよ。」




「……うん。」




「だから、安心して。」




僕はそう言って、里奈にできるだけ優しくキスをした。




「……僕を信じて。」




僕がそう言うと、里奈は声をあげて泣き出し、僕の胸に飛び込んできた。




「……明日、『Leaf Storm』に行ってくるね。アイドルをやめなくても済むように。」




僕は里奈の頭を撫でながら、そう言った。




月明かりに照らされた里奈の涙を、僕は一生忘れない。

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