続・アイドルまっしぐら!!
『Master』の曲の作詞は、今まで大体僕が担当してきた。
別に大した理由があったわけじゃない。
僕が、楽器は苦手で、作詞が好き。他のメンバーが、楽器が得意だったから。
幸い、今までその形で作ってきた曲がファンの支持を得てきた。
もし、その形態を意地らしく守り続けるなら、今回の曲も僕が作詞をすることになるんだろうな。
「……はぁ。」
詞を書く自信が、初めてなくなった瞬間だった。