続・アイドルまっしぐら!!
それから僕たちは、とても仲良く、幸せな時間を一緒に過ごした。
もちろん、ちゃんと練習には励んだし、自分なりに努力することは惜しまなかった。
佳代の付き合ったせいで、アイドルの夢がダメになったなんて思ってほしくなかったから。
佳代と付き合う前より頑張ったつもり。
そんなある日だった。
僕は社長に呼ばれ、社長室に行くことになった。
僕だけじゃなく、今の『Master』のメンバーの3人も一緒だった。
あの頃は、昂以外とはあまり面識がなく、ほとんど知らないに近かった。
「何だろうな?」
「……うん。」
昂には佳代と付き合ってることを言おうと思ったが、タイミングが見いだせずに、つい黙ったままになっていた。