続・アイドルまっしぐら!!
「のぼせそうなら、そう言ってくれればよかったのに。」
「……そんなこと言えるような雰囲気じゃなかったよ。」
お風呂から出た後、私はやっぱりのぼせてしまい、ベッドで横になって、りょうくんに介抱してもらっていた。
「何かほしいものある?水飲む?」
「……大丈夫。大丈夫だから、りょうくん、傍にいて。」
私がそう言うと、今度はりょうくんの顔がのぼせたかのように赤くなった。
「……あんまり煽らないで。我慢してるんだから。」
そう照れたように言って、優しく私にキスをした。
「今度からはのぼせないようにしようね。」
「……うん。」
久しぶりにりょうくんと過ごした1日は、とっても濃いものになった。