続・アイドルまっしぐら!!
「……分かった。私が悪かった。」
社長さんはそう言って頭を下げた。
「……私はいつからか事務所を大きくすることしか頭になかったようだ。『Cute Boys』の人気を利用しようと考えて、その時に紀子さんが君の母親であることが分かって、一気に私の頭に醜い考えが広がった。もう二度とこんなことはしない。悪かった。」
「じゃあ……」
「あぁ。奏太。佳代のこと、よろしく頼む。お前たちも、好きな人ができたら、ちゃんと言えよ。これからは何でも話しあえる事務所を作ろう。」
「お父さん……ありがとう!」
「社長、ありがとうございます。」
よかった……