続・アイドルまっしぐら!!
……僕は独りその場で静かに涙を流した。
止まることなく、ただひたすらに涙は出続けた。
……それ以来、僕は俊と顔を合わせず、口も聞かないまま、アイドルになった。
きっと俊のことだから、何も気にせずに1つの自分に関係のない出来事として処理してしまっているはず。
それでいいんだけど。
……でも、良介の姿を見てると、
何だか心が熱くなる。
今のままじゃダメなんだって思う。
「……ねぇ、良介。」
「うん、なぁに?」
「……大切な人から裏切られたら、良介はどうする?」
「……里奈はそんなことしないだろうけど。でも、万が一そんなことがあったら、まず僕を責めるかな?」
「えっ……どうして?」
「だって、僕にダメなところがあったから裏切りたくなったかもしれないでしょ?大切な人に僕は何をしてあげられたか、ちゃんと考えて反省してみる。」
……柔らかく微笑みながらそう言う良介を、すごく素敵だと思った。
止まることなく、ただひたすらに涙は出続けた。
……それ以来、僕は俊と顔を合わせず、口も聞かないまま、アイドルになった。
きっと俊のことだから、何も気にせずに1つの自分に関係のない出来事として処理してしまっているはず。
それでいいんだけど。
……でも、良介の姿を見てると、
何だか心が熱くなる。
今のままじゃダメなんだって思う。
「……ねぇ、良介。」
「うん、なぁに?」
「……大切な人から裏切られたら、良介はどうする?」
「……里奈はそんなことしないだろうけど。でも、万が一そんなことがあったら、まず僕を責めるかな?」
「えっ……どうして?」
「だって、僕にダメなところがあったから裏切りたくなったかもしれないでしょ?大切な人に僕は何をしてあげられたか、ちゃんと考えて反省してみる。」
……柔らかく微笑みながらそう言う良介を、すごく素敵だと思った。