続・アイドルまっしぐら!!
「良介は、みんなの太陽なんだよ。」




「えっ?僕が太陽?」




僕は静かに頷く。



「里奈ちゃん、『Cute Boys』、ファンの子たち。みんな良介が照らし出してる。」




「そうかな?」




「……まぁ、太陽は照らし出そうとして輝いてるわけじゃないから。気づかなくて当たり前なんだよ。」




僕がそう言うと、良介は微笑んで僕の頭に手を乗せた。




「みんなそれぞれが輝いてるよ。圭悟には圭悟にしかない輝きがあるし。みんなが誰かの太陽になれる力を持ってるから。絶対に。」




……僕は、良介の言葉を聞いて無意識に涙を流していた。




一筋流れたあとに、次から次へと流れてきた。




でも、この涙はとても温かい涙。



良介がずっとそばにいてくれたから。




……僕は、変われるよ。




大丈夫。




そう思いながら、しばらくの間、良介のそばで涙を流していた。
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