続・アイドルまっしぐら!!
「……テレビで見るよりカッコいいね。」
里奈のお父さんは、僕の前でハンバーグを食べながら、満足そうに言う。
「いえ……そんなことないです。」
さっきまで美味しく感じていたハンバーグの味も、
途端にしなくなった。
「……あの。」
「ん?どうした?」
「……僕は、真剣に里奈さんとお付き合いをさせて頂いてます。」
……流れ的に合ってたかな?
「……うん。それで?」
「あの……僕はまだ18歳になったばかりだし、アイドルという職業をしているので、何かと不便が生じるかもしれませんが……里奈さんと一生、一緒にいたいと思ってます。」
……僕の気持ちをちゃんと言わないと。