続・アイドルまっしぐら!!
「……そんなことがあったんだ。」




その夜、良介が自宅に戻ったことを確認してから電話をした。




「あぁ。どうしようもなかったんだけど、明らかにあの辺りに里奈の家があることを掴んでるって感じだった。」




「……でも、何でだろ。」




「さぁ。……でもいずれにしても、公の場で告白をした以上、後には引けないな、良介。」





「……うん。」




「しっかり里奈を守れよ。もし、里奈の笑顔を奪ったり、泣かせたりしたら……容赦しないから。」




俺がそう言うと、良介はしばらく黙り込んでしまった。




「……なんてな。ここは自信満々でまかせろって言わなきゃダメだろ?」




「……うん、そうだね。まかせといて!」




「そうこなくちゃ。」




……良介も里奈も失わないためには、今が一番いいのかもしれない。




「じゃあ、早く里奈に僕のマンションへ引っ越してきてもらわないとね。」




……ん?
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