続・アイドルまっしぐら!!
「……何か変化があればちゃんとお伝えします。彼女は一般の人なので、謝った報道やでっち上げの報道で傷つけるのはやめてあげてください。僕は、本当に彼女を大切にしていきたいんです。『Cute Boys』の山中良介ではなく、1人の男として。」




僕はそう言うと、その場を足早に去り、校舎に入った。




「……ふぅ。」




「大変だね。朝から。」




「圭悟……。」




「仕方ないよ。良介の選んだ道だもん。僕たちも、そのおかげで新しい一歩が踏み出せたわけだし。ねぇ、卓哉。」




「まぁ、そうだな。龍の言う通りかも。」




「龍……卓哉……。」




下駄箱の前で、みんな揃って僕を待ってくれていた。




「人として変われた、これは良介のおかげだよ?新しい僕たちで、新しい『Cute Boys』を作っていこう?」




大翔が最後にそう言うと、みんながにっこり笑った。
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