続・アイドルまっしぐら!!
「へぇ、じゃあ龍も綾乃ちゃんと暮らすことにしたんだ。」




「うん。でも……綾乃の事務所はなかなか厳しいみたい。」




僕は、屋上でみんなの話を聞いていた。




「じゃあ、どうするの?」



圭悟が首を傾げながら、龍に尋ねる。




「……綾乃が頑張ってくれた。社長に認めなきゃ、モデルを辞めるって言ったんだって。」




「へぇ、勇気あんな。綾乃ちゃん。」




卓哉は横になりながら、空を眺めている。




「……綾乃はあの事務所で一番人気のモデルだからね。辞められたら困るって、認めてくれたよ。」




龍はそう言って笑った。




「……実は僕も。亜紀と付き合うことになったんだ。」




龍がしゃべるのを止めると、それを待っていたかのように大翔が呟く。




「……ちゃんと会って、話できた?」



僕が尋ねると、大翔はゆっくり頷いた。
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