神様、恋をください。


     ~5月~


時は、あっという間に経つ

最近、慶仁と話すのが日課になった

不思議。

何であんな奴と話してるんだとか思う

でもなんでだろう?

彼と話してる時だけ、

彼と笑ってるときだけ、

普通の女でいられる。


でもいつも不安。

私は所詮病人。

彼もきっとそう思っている。

ただきっと、華恋と同じ病気だから

私と仲良くしてるんだ。


「杏、ちょっと来いょ!」

『何??』

屋上へ呼び出された。

「はぃ...プレゼント...」

『はぁ?何で急に??』

「今日、誕生日だろ?」

5/13 私の誕生日

そうだった。今日、私の誕生日...

「杏、そんなのもわすれてたのか?マジどじ!!」

『だね。ぅちさ、毎年祝ってもらうの華恋とかしかいなくて。忘れてた。』

「なぁ、プレゼントは俺が帰ってから開けろよ!」

『えーー?なんでぇぇ!!も、もしかして_____』

「ち、ちげぇよ///」

『爆弾でも入れたの!!!!』

「お前・・・」

『そうなの!?』

「ばぁぁぁぁか!!」


何か、慶仁が言うには

私は天然ぼけらしい...

「約束だぞ。」

『わかった。開けない。』

なーんて私は都合のいいことを言った


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