神様、恋をください。
『私も...』
時だけが過ぎて行った。
この時間は誰にも邪魔されたくない
って思った。
「杏...チュっ」
唇に、柔らかい何かが触れた。
kiss
私は恥ずかしくなった
『チョ、い、いきなり何すんの!!』
「キス。だめ??」
甘えた口調で言う慶仁。
その顔に負けて
『ぃぃょ。』
私のファーストキス
それは、梅雨のある日。
慶仁とだった。
~朝~
2人で過ごしたけど、
やましいことは何もしてない。
「おはよ。」
『おはよ。』
「今日はもう帰んなきゃだな。」
『...うん。』
ずっとここにいたい
ずっと慶仁と一緒にいたい
ずっとずっと...ずっと...
「俺の母さんが送ってくれるって。今日は珍しく家にいたから。」