神様、恋をください。


『ねぇ、慶仁はサッカーの練習ある?』

「うん。明日以外ずっと。でも、杏樹の為なら休む。」




一緒にずっといたいけど、でも__。


『将来の夢がサッカー選手の人がそんなこといっていいのかなぁ??大事な練習でしょ?』

「なんで、杏樹、俺の夢知ってんの??」

『えッ、とぉ。それはぁぁ___』

「陽広か??」

『...うん。こないだ聞いたの。一生懸命やってるって言ってた。みんなの中で慶仁が一番上手いって。』

「なぁ。陽広ってホントに幼馴染か?」

慶仁が私を疑った眼で見た。

『もしかして...妬いてんの??』

「ち、ちげぇよ!!」

冗談で言ったつもりだったけど、

慶仁は図星だったみたい。

慶仁は苦笑いした。



こんな楽しい電車も終わり。

気がつけば、海の近くの駅に着いた。


私は、改札を出て気づいた。

しかも重要なこと。

『あーーーーーー!!!!』

「どうしたんだよ?」

『考えてなかった!!夜来ちゃったら、野宿じゃん!!!』

「あ・・・。」

慶仁も全く気づいてなかったみたい。

「でもさ、夏だし、野宿でもいいんじゃん??」

『ナイスアイディア!!朝日、見ようね。』

AM0:00を過ぎていた。

私たちは花火を2人でやった。


本当は、禁止の浜辺で___


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